人類未踏の地。
なんて素敵な言葉なんでしょう。
カリブ海で大量の金貨を積んだスペインの沈没船を発見。
なんてロマンのある話なんでしょう。
※テクニカルダイバー以外立ち入り禁止の看板
「この洞窟の最深部は、まだ人類で5人しか到達してないんだよ。」
「みんなは沈没船の船体を見ることに必死だけど、実はその周辺にもっと凄い歴史物が眠ってるんだよね。」
なんて刺激的なお話なんでしょう!
海は、まだまだ冒険する場所があふれかえっています。
僕の30代の冒険は、2つの目的に絞られました。
そのうちの1つがテクニカルダイビングおよびサイドマウント・ダイビングです。
※ プールでサイドマウント・ダイビング体験
サイドマウント・ダイビングについて
2014年7月にサイドマウント・ダイビングを体験させてもらい、同年12月に認定コースを受講。
テクニカルダイビングの巨匠に指導を受け、PADI Sidemount Diver specialty instructor の資格を取得しました。
それから1年間…
技術を磨くためにトレーニングを続け、サイドマウントでの海洋ダイビング100DIVEを達成し、やっとバックマウント(通常使用している背中にシリンダーを装着するもの)と比べた時のストレスや、不便な部分を解決できました。
そして、2016年7月。ついにスクールのお客様へコースを開催することが決まりました。
※ 慶良間諸島でサイドマウント・ダイビングトレーニング
開催するにあたって最も懸念していたことは
「目標・目的は何なのか?」
例えば、地形ダイビングスポットの多い宮古島。
深い場所や、ボートからの距離が長い場所にある洞窟も多く、初心者・男性・体格の良い方、高齢の方などは、エアが持たずにタッチ&ゴーで帰ることがしばしばありました。神秘的な景色に魅入ったり、写真を撮ったりすることができず、途中で引き返したり、残圧ギリギリになってハラハラしたりすることもあります。
1日に2~3DIVEを20m以深に潜ることもあるので、減圧症のリスクも出てきます。
「タンクが2本あれば、エアが長持ちしていいなぁ」
「減圧症予防のエンリッチドエア(36%など)と、酸素中毒予防に空気に近いエンリッチドエア(32%など)を、左右1本ずつ使えば安全にディープダイビングができるのでは?」
など、色々考えましたが、現状ではダイブタイムを短くしたり、12リットルのシリンダーを使ったりといった解決方法で満足しているし、エンリッチドエアが自由に使えない、水面が波だっていたり流れがある場合、インストラクターレベルのダイバーでも装着を苦戦しているシーンに遭遇したりと、簡単に紹介できるものではないなぁと。
「見た目がかっこいいからコレでガイドしたい!」
と思った時もありましたが、ガイドやインストラクター中の通常装備だと、水中スレート、水中ライト、水中カメラなどが扱いづらく、初心者のお客様を安全に案内するためには、難しいなぁ。。という状況。そこで、まずは2つのことを決めました。
※セノーテのサイドマウントダイバー
サイドマウント・ダイビングを紹介するために
1.テクニカルダイビングを学ぶこと。
2.サイドマウントを実際に使用している場所で潜ってみること。
1.のテクニカルダイビングに関しては、「サイドマウントでのダイビングを覚えた後のステップアップ」としてです。なんかそういう空気感が業界内で出てました。現在絶賛勉強中です。
2.に関しては「サイドマウントを使って潜ることがメリットとなる場所を目標とするため」
選んだ場所は、8年前から行きたかった場所。
メキシコ・ユカタン半島のセノーテです。
旅行記はこちら
メキシコ・セノーテでダイビング。鍾乳石びっしりの”チャックモール”
※セノーテ「タージマハ」のMAP。赤い部分は一般人立入禁止
ここだ。
この奥に行きたい!
その先の、普通の装備のダイバーが潜れない場所に、連れていってあげたい!
夢や目標は、尽きないものですね(^^)
最近では、OWDのライセンスを取得する方の中でも、「そんなところに行けるなら、行ってみたい!行けるようになりたい!」と共感してくれる方が増えてきました。
まだまだ自身のトレーニングも続けないといけないので数年後になりますが、30代の大きな目標の1つとして、洞窟探検隊を結成して、セノーテの奥深く、ドクロの看板の先へ行きたいと思っています。
サイドマウント・スペシャルティコースの内容は次回レビューも含めて紹介しますね。
ちなみにメキシコ・セノーテへの通常のダイビングツアーも開催予定です。
狭い洞窟なので、厳選メンバーで行きますよ(^^)
2017年1月18日~23日
残席は3名です!!